高野山真言宗 医王山 平松寺

ご報告

声明公演&水野正好先生講演会報告

堺市文化財指定記念
平松寺本尊薬師如来特別拝観
声明公演&水野正好先生講演会報告

堺市の文化財調査により平松寺の本尊薬師如来坐像が宇治平等院鳳凰堂の国宝阿弥陀如来に極めてよく似た作風で、しかも堺市で最も大きい平安後期の半丈六仏である事が分かり、堺市文化財に指定されました。この記念する時に本像のことを多くの方々に知って頂きたく特別拝観と声明公演&文化財講演会を計画いたしました。
講師には「河州丹南八上両郡境長和寺小考」を書いておられ、また平松寺境内にある長和寺大宝塔も実地に検分いただいた奈良大学名誉教授水野正好先生をお招きいたしました。

合掌

◎日 時:平成18年5月5日(金・こどもの日)

薬師如来特別拝観:午前10時より午後5時
ただし、声明公演・講演中(午後12時30分から午後4時)は除く
声明公演「お経舞う 大般若経転読」:午後1時より午後2時
文化財講演会:午後2時より午後3時30分
講師 奈良大学名誉教授 水野正好先生
演題「平松寺薬師如来と長和寺石塔が語るもの」

 

 

・住職の感想

特別拝観では「こんな大きな仏さんだと知らなかった」声明公演では「大般若て初めてです」水野先生の講演では「もっと早く先生の講演を聴いていたら歴史が好きになっていたのに」講師の水野先生からは「十分楽しみながらお話できました」と色々な感想を頂きました。

今回の催しを通じて、本像の歴史的美術的な重要性、本地区小寺(古寺)の長和寺の素晴らしさ、仏教文化の深さを改めて認識しました。また、文化財の保護の重要性、一般への公開の大切さを感じました。

水野先生、堺市文化財の担当職員さんのご協力で指定直後のホットなイベントが出来たと感謝いたします。